みっくす!編集部のデイジーです!
最近は冬に逆戻りなお天気が続いていますが、もうじき新学期・新年度の始まりです。
今回は学習障害について書いていこうと思います。
入園・入学で気づくこともあるかもしれませんので、少しでも参考になればいいなと思っています!
LDって何?—学習障害ってちょっと変わった特性なんです!
「LD」って聞いたことがありますか?
これは「学習障害」の略で、簡単に言うと、学ぶことが少しだけ難しいという状態なんです。
でも、LDがあるからと言って、頭が悪いわけではありません!
LDのある子どもは、一般的な生活では問題なく過ごせますが、読み書きや計算に少し困りがちなんです。
たとえば、文字をうまく読めなかったり、計算がとても時間がかかったり…。
でも、ちょっとした工夫で、しっかり学べます!
LDには色んな種類があるんです!—どんな困りごとがあるのか
LDは一つではなく、いくつかのタイプがあります。代表的なものは、以下の3つです。
- ディスレクシア(読書障害):本を読むのが苦手で、文字を読み間違えたり、読む速度が遅くなったりすることがあります。
- ディスカリキュリア(計算障害):数字や計算が苦手で、計算問題に時間がかかることが多いんです。
- ディスグラフィア(書字障害):字を書くのが苦手で、手が疲れやすかったり、文字が読みづらくなったりします。
それぞれのLDの特性を理解して、どうサポートするかがとても大切なんです。
LDかな?気づきの入口は?
学習障害においては、いくつか「あれ?」と思うことで家庭でも気づくことがあると思います。
例えば…
- 自分の名前がいつまでたっても、何回教えても覚えづらい、書けない。
- 音読などの「読む行為」に非常に時間がかかる、何回も同じところを読んでしまう、文節が分からない。
- 文章の文字「音」としてとらえていて、意味が分かっていない。
- 文字が非常に下手。
- 書き写すのに時間がかかる。
- 数字の5と6の区別がつきにくい。
などです。
周りの子どもたちよりどうやっても理解に遅れができてしまう…それが学習障害です。
どうやってLDは判断されるの?
上記で述べたような気づきもあると思います。
正確に判断するためには、病院での発達検査によって知ることができます。
- 知能検査(IQテスト):一般的な知能や認知能力を測るテストを行い、学力に関連する能力を評価します。ただし、LDがある場合でも、知能が通常範囲内であることがほとんどです。
- 学習検査:読み書きや計算に関するテストを行い、どの分野で特に困難を抱えているのかを明確にします。
- 発達検査:子どもの発達段階を確認し、認知や言語などの発達に遅れがないかを評価します。
これらの結果を元に、LDかどうかが判断されます。
どのようなフォローをしていけばいい?
いくつか実践的に行って有効的だったものをご紹介します。
書くことの困難性
50音図にしても感じにしても“文字の交わり”がどうしても見えづらいようだったので、1画ずつ違う色に分けて書いてあげた。
読むことの困難性
文節がわからないので、1文節ずつ○などで囲い、見えやすくする。
数字への困難性
すべてが同じ色の数字などの時計が読めないため、発達障害用のカラフルな時計を使用。
学校等での板書などにおいては、合理的配慮の元、慣れるまではタブレットで黒板を先生に撮ってもらい、机の上においてもらい都度写していました。
成長でできるようになる部分も!
我が子が学習障害と知ったときは「どうしよう」と思ったこともたくさんあります。
今でも受験とかどうなるんだろう…と暗中模索な部分も。
でも医師から言われたのは「できないことを無理やりやらせるのではなく、できるツールでやっていくことをしてください」という言葉でした。
今はタブレットだって、翻訳機だって、計算機だってなんだって生きていくために必要なツールは随分と他の方法でできるようになっています。
子どもは日々成長していて、デジタル機器は試行錯誤しながら自分自身で勝手にいじれるようになっていました。
子どもがやりやすい方法を一緒に探しながら、親も成長していければいいなと思っています!
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