こんにちは。みっくす!編集部のりんごです。
わが子の発達に不安を感じていると、様々なところに相談したりインターネットで沢山検索してしまいます。
その中で療育や児童発達支援という言葉がでてきます。
「療育が必要って言われたけど、どこに行けばいいの?」
「実際の費用や手続きは?」
そんな疑問にお応えするため、この記事では就学前の子どもが療育を受けられる場所や費用のこと、通うまでの流れを
わかりやすくまとめました。
療育を受けられる場所ってどんなところがあるの?
ひとことで「療育」と言っても、内容や場所はさまざまです。代表的な場所をご紹介します。
● 児童発達支援事業所(通所施設)
未就学の子どもが通う療育施設。言葉や運動、社会性など、その子の特性に合わせた支援が行われます。
通称:児発
支援内容の例:
- ことばの練習(ST)
- 感覚あそび・運動(OT)
- 小集団での活動(SST)
- 遊びや生活を通じた支援
子どもが楽しく通える工夫がされており、送迎や保護者同伴の有無などは施設によって異なります。
● 医療機関(病院・クリニック)
医師の診察やリハビリの専門職(言語聴覚士、作業療法士など)による療育を行うケースもあります。
診断や専門的な検査が必要な場合は、医療との連携が大切になります。
● 発達支援センター・子ども発達センター
市や福祉法人が運営する、地域の相談・支援の拠点です。初めての相談はここから始めるとスムーズです。
● 保育園・幼稚園・こども園での支援
通っている保育施設で、加配(支援員がつく)や外部の専門職による巡回支援を受けられる場合もあります。
園の中に療育園が併設している幼稚園もあります。
● 放課後等デイサービス(小学生以降)
就学後の子どもが放課後に通う支援の場。児童発達支援からの継続利用として位置づけられています。
療育ってお金はかかるの?費用について解説!
児童発達支援は、原則1割負担の制度ですが、現在は「保育の無償化」と同じ枠組みで、
未就学児の利用は原則無償となっています。
つまり――
未就学のお子さんが児童発達支援を利用する場合、多くの家庭では“費用ゼロ”です。
※ただし、施設によってはおやつ代や教材費、イベント代(年間数千円程度)がかかる場合があります。
契約時にしっかり確認しましょう。
療育を受けるには?「受給者証」の取得方法
児童発達支援を利用するには、「障害児通所受給者証」が必要です。
これは市区町村が発行するもので、利用のための“パスポート”のようなものです。
手続きの流れ
- 市役所に相談する
障害福祉課や子育て支援課にまずは電話。最初の窓口で発達支援センターなどを紹介してくれることもあります。 - 面談・聞き取り(アセスメント)
子どもの発達状況や日常生活の様子について話します。保育園の先生の記録や医師の意見書が必要な場合もあります。 - 利用計画の作成
支援を受けるための「サービス等利用計画」を作成します。相談支援専門員が作ってくれる場合もありますし、自分で書く「セルフプラン」でもOKです。 - 受給者証の交付
申請後、2〜4週間で「受給者証」が届きます。
はじめての療育、どう選ぶ?〜児童発達支援事業所の選び方〜
「事業所ってどうやって選べばいいの?」
そんな声もよく聞きます。ここでは保護者の立場から、わが子に合う事業所の見つけ方をご紹介します。
チェックしておきたいポイント
- 子どもが安心して過ごせるか
先生たちの声かけ、雰囲気、教室の様子をよく見てみましょう。
初めての場所でも、少しでも子どもがリラックスできていたら◎。 - 支援内容がわかりやすく説明されるか
どんな活動をするのか、何を目指しているのか、親にも丁寧に説明があるかを確認しましょう。 - スタッフの専門性と雰囲気
保育士や療法士などの資格者がいるか、子ども一人ひとりを大切にしてくれる雰囲気かも大事なポイントです。 - 保護者との連携がしっかりしているか
日々の様子を共有してくれるか、相談しやすいか。家庭とのつながりを大切にしている事業所は安心です。 - 通いやすさや送迎の有無
距離や時間帯、送迎があるかどうかも、無理なく通い続けるための大事な要素です。
まとめ:はじめの一歩は“相談”から
療育は、子どもがその子らしく育っていくための大切なサポートです。
「通わせてみて良かった」「子どもの笑顔が増えた」という声もたくさんあります。
制度が整ってきた今だからこそ、ひとりで悩まず、まずは地域の相談窓口へ連絡してみてください。
そして、子どもに合った場所をじっくり選びましょう!
わが家も病院でST,OTを受けながら、児童発達支援事業所に計3カ所契約して、子どもの発達や理解のペース、
事業所のスタッフさんとの相性をじっくり考え最終的に1カ所に通っていました。
ニコニコ笑顔で楽しいと通ってくれるわが子の様子にとても安心しました。
また、私自身も他の保護者とつながれて、孤独感が和らいだのも嬉しかかったです。
きっと、あなたとお子さんにもぴったりの“支援のかたち”が見つかると思います。
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