こんにちは、デイジーです!
発達障害っていつどのように診断するの?
そもそも…診断って必要?
そう思うことってありますよね。
今回はそんな揺れる気持ちのお話をして言う校と思います。
「もしかしてうちの子…?」と思ったときに、まず考えてほしい3つのこと
子どものちょっとしたこだわり、かんしゃく、人との距離感。
「もしかして発達障害かも?」という疑問は、突然やってきます。
でもそれと同時に、多くの親が心の中でこう思っています。
「他の子と違うのは気になる。でも、“診断”を受けるほどなのかな…」
我が子の場合は歩行困難があったのでおかしい!という親の直感がありました。
なので病院受診をすぐに決断した経緯があります。
でももし我が子にその“歩行困難がなければ…”そしたら私もすぐに受診しただろうか?
そういう疑問はあります。
周りからも“個性”や“発達の途中でゆっくりなだけ”と言われて、きっと見送っているかも…どう思います。
いわゆる“グレーゾーン”の子どもたちは、診断名がつくほどはっきりとした特徴がない場合も多く、親としてはなおさら判断に迷いますよね。
そんな時、焦って結論を出すのではなく、まず以下の3つの視点を大切にしてみてください。
① 日々の行動を「記録する」
不安を感じた出来事を書き留めておくことはとても有効です。
どんなときに困っているのか、どれくらいの頻度か、それに対して親がどう感じたか。
記録を通して、自分の不安が「一時的なもの」なのか、「継続的な困りごと」なのかが見えてきます。
② 他者に話す・相談する
親だけで抱えていると、心がどんどん曇ってしまいます。
まずは、信頼できる人(保育士・担任・支援センターなど)に話してみること。
子どもをよく知る人からの視点は、自分には見えなかった新しい気づきになることもあります。
③ 比べすぎない
「他の子はできてるのに…」
その気持ち、痛いほど分かります。
でも、発達は本当に人それぞれ。10歳で芽が出る子もいれば、15歳でぐんと伸びる子もいます。
「うちの子の今」を見てあげる視点も大切です。
診断を「つける」「つけない」で、実際に何が変わるの?
「診断を受けると、人生が変わる」と言われることもあります。
それほどまでに、診断というものは大きな決断です。
では実際に、診断を受けることで何が変わるのでしょうか?
ここでは、診断あり・なしでのメリットと注意点を分かりやすく整理します。
観点 | 診断あり | 診断なし |
---|---|---|
支援の受けやすさ | 医療的支援や学校の配慮が受けやすくなる(例:通級、療育手帳) | 基本的に自己申告になるため、支援の確保が難しい場合も |
子どもの理解 | 特性が分かりやすく、子ども自身が安心するケースも | 曖昧な状態が続き、自己肯定感に影響することも |
周囲の対応 | 周囲に説明しやすくなる | 「見た目は普通だから」と誤解されやすい |
デメリット | ラベリング・偏見・進学や就職に影響を気にする声も | 支援が受けにくく、困りごとが長期化することも |
診断がつくことで、「やっぱりそうだったのか」とホッとする親もいれば、
「現実を突きつけられたようでつらい」と感じる親もいます。
大切なのは、“診断名”が子どものすべてではないということ。
名前がついても、つかなくても、その子自身が変わるわけではありません。
むしろ、その“特性”を理解し、どう支えていくかが何より大事なのです。
診断を受けるタイミングって、いつがいいの?
診断を受けるかどうかを考える上で、親が一番悩むのが「タイミング」です。
実は、診断を受ける時期に“正解”はありません。
でも、子どもの発達段階や社会との関わりによって「受けてよかった」と思える時期はあります。
幼児期(3〜6歳)
保育園・幼稚園の先生から「ちょっと気になる」と言われたとき。
まだ診断名をつけずに、まずは発達相談や発達支援センターの面談を活用してみましょう。
この段階では「様子を見る」という選択もアリです。
小学生(就学以降)
集団生活の中で困りごとが出てきたときが、一つのサイン。
「友達とのトラブルが多い」「学習に極端な差がある」など、困りごとが生活に影響し始めたら、診断を視野に入れてもいいかもしれません。
思春期(中学生以降)
子ども自身が「なんで自分はこうなんだろう」と悩み始めたとき。
自己理解や進路選びの材料として、診断が前向きに活かされることもあります。
ここでは、子ども自身の意思も尊重したいですね。
診断はゴールじゃない。大事なのは「これから」どう生きていくか
診断をつけるか、つけないか――。
それは、親として本当に悩む、重たい選択です。
でも、どちらを選んでも、それが「ゴール」になるわけではありません。
むしろ、そこからが子育ての新しいスタートです。
診断がつけば、制度や支援の扉が開きやすくなります。
でも、診断がつかなくても、自主的に支援を探していくこともできます。
発達支援センター、地域の親の会、オンラインコミュニティ…。
“つながれる場所”は、あなたの周りにきっとあります。
そして何より忘れないでほしいのは、
「迷っているあなたの気持ちこそが、子どもを思う愛の証」だということ。
子どもが生きやすくなる道を、丁寧に選ぼうとするその姿勢が、
すでに立派な“支援”であり、“一歩”です。
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