こんにちは、みっくす編集部です。
今回は、柏市の「保育所等訪問支援」についてお話しをします。
2025年度から「保育所等訪問支援」の対象が高校3年生までに拡大をすることになりました。
これまでは小学校1年生までが対象だったため、せっかく支援が始まっても「小学校に入学したら終了…」というケースが多く、サポートの継続が課題となっていました。
でも今回の拡大によって、発達支援が必要なお子さんが、より長く・より安心して学校生活を送れる環境が整うことになります。
保育所等訪問支援とは?
この「保育所等訪問支援」は、保育園や幼稚園、学校、学童などに専門のスタッフが訪問し、発達に特性のあるお子さんが安心して過ごせるようにサポートしてくれる制度です。
たとえば――
「集団活動が苦手で不安そうにしている」
「先生とのやり取りがうまくいかない」
「お友だちとの関わりが少ない」
などの様子が見られる場合、訪問支援員が先生と連携しながら、環境を整えたり関わり方の工夫を提案してくれます。
なぜ対象拡大が嬉しいか?
これまでは「小1の壁」とも言われ、入学と同時に訪問支援が使えなくなる家庭も多くありました。
けれど実際には、小学校以降に困りごとが表面化したり、思春期に向けて不安が大きくなったりするケースも少なくありません。
今回の対象拡大で、高校3年生まで支援が続けられるようになったことで、長期的な見守りやサポートが可能になります。
「もっと早く環境を整えていれば…」
そんな後悔を減らせる制度へと、一歩前進です。
利用の流れと相談先
保育所等訪問支援を受けたい場合、「通所受給者証」を持っている場合は、市役所のウェルネス柏などに相談しましょう。
お持ちでない場合は、ウェルネス柏内にあるこども発達センターへ相談し「通所受給者証」の取得が先に必要となります。
また、実際に訪問支援を行う事業所も柏市内外にいくつかあり、お子さんの様子や困りごとに応じて、適切なサポートを受けることができます。
まとめ:子どもが“安心して通える”学校づくりのために
お子さんにとって、学校は1日の多くを過ごす大切な場所。
そこが「安心できる」「自分らしくいられる」空間であることは、成長にも大きく関わります。
制度の拡大をきっかけに、より多くの子どもたちが「分かってもらえる」「支えてもらえる」実感を持てますように。
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