こんにちは。みっくす!編集部のりんごです。
前回のみっくす!では、サポートシート等で先生と連携する方法について紹介しました。
>>[前回記事はこちら|サポートファイル知ってる?先生との関係づくりがカギ!家庭と学校の連携ポイント]
今回はその続編として、サポートファイルに焦点をあて流山市・柏市・松戸市それぞれのファイルの違いや、
どんなふうに役立つのかをご紹介します。
サポートファイルって何だろう?
「サポートファイル」は発達に特性のある子どもや支援が必要な子どもが、支援を受けるときや
園・学校との連携に役立ちます。
成長する中で関わる人も変化していきます。その子の大切な情報を“つなぐ”ために活用されています。
子どもの発達状況や生活面・医療情報、支援の工夫などを記録していき、一人ひとりの「これまで」と「今」を
関係者と共有するための大切なツールです。
また、本人や保護者の説明負担を減らし、スムーズな支援継続ができます!
地域によって違うの?
• 流山市:「流山市個別サポートファイル」
https://www.city.nagareyama.chiba.jp/life/1000974/1001034/1040316/1036521.html
• 柏市:「サポートファイル」
http://www.city.kashiwa.lg.jp/soshiki/060500/p036039.html
• 松戸市:「ライフサポートファイル」
https://www.city.matsudo.chiba.jp/kenko_fukushi/shougaifukushi/oshirase/lifesupportfile.html
それぞれの市が工夫をこらして作っていて、内容にも個性があります。
けれど、共通しているのは子どもの成長を記録し、関わる人とつながることを目的としているという点です。
子どもの成長を“見える化”して、ずっとつながる
サポートファイルは、ただの「記録ノート」ではありません。
幼少期から青年期までの長い時間を見すえ、成長や支援の経過をしっかり記録できるツールです。
基本的には保護者が家庭での様子や成長の記録を書きまとめますが、教育機関や支援施設とのやりとり(個別支援計画など)を
一緒にファイルすることも支援の履歴になりおすすめです。
こうして、関わるすべての人が“同じ目線”で子どもを理解し、支えていくことができるのです。
転園・進学・転居など、環境が変わるタイミングでも、「これまでの歩み」をしっかり伝えることで、
安心して支援をつないでいくことができます。
どうやってもらえるの?
サポートファイルは、お住まいの市の福祉や子育て支援の窓口で受け取ることができます。
うちの子は、小学校入学時の就学相談のタイミングで教育委員会からいただきました。(流山市)
このように、療育相談や発達の相談をした際に案内されることもありますし、「持っていないけど欲しい!」という場合は、
気軽に市役所などに問い合わせてみてくださいね。
どんなときに役立つの?
- 進級・進学時の情報共有
担任や支援員が変わるタイミングで、子どもの特性や配慮ポイントを伝えやすくなります。 - 医療機関や福祉サービスの利用時
診断歴や支援内容を整理できるので、新しい支援者にも正確に伝わります。 - 保護者自身の整理にも◎
これまでの経過を時系列で確認でき、「あのとき、何が効果的だったのか」が見える化されます。
まとめ
サポートファイルは、単なる「記録帳」ではなく、子どもの成長と可能性を支える“つながりのツール”です。
「今」を記録することは、「未来」を描くことにつながります。
家族だけでがんばるのではなく、支援者も一緒にバトンをつなぎながら安心できる支援を続けていけたら素敵ですね。
その子らしさを途切れさせない支援のために是非活用してみてください!
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