こんにちは、みっくす!編集部のりんごです。
今回は、現在小学校に通う娘についてお話しようと思います。
気づいた時期は一歳半健診。もしかして何かあるかも…
娘の発達のことで「もしかしてなにかあるのかな?」と思ったのは、一歳半健診のころ。
小さめで生まれ、発語も歩くのも遅かったり行動もなんとなくゆっくりしていて、周りの子と比べて心配になりました。
健診のたびに相談しても、「もう少し様子を見ましょうね」と言われ続け、気づけば年少を迎える時期に。
そんなとき、流山市へ引っ越すことになり、思いきって発達検査を受けてみることにしました。
その結果、児童発達支援につながり、療育を受けられることになったのです。
療育に行けて嬉しさ半分、モヤモヤを感じる日々
療育では、娘の「できないこと」ではなく、「その子らしさ」や「いいところ」を丁寧に見つけて伸ばしてくれました。
おかげで、自己肯定感も少しずつ育ち、できることが増えていく日々に、親の私もほっとする思いでした。
でも、その一方で、ずっとモヤモヤしていたこともあります。
「療育通っているけれど、本当にうちの子は発達障害なのか?」癇癪もないし、育てにくいと思ったことも正直あまりない。
ただ、おとなしくて、成長がゆっくりなだけ――。
どこか「ちょっとずれている」感じがありました。
そんな中で知ったのが、「知的障害」という言葉。
誰かからはっきり言われたわけではないけれど、いろんな情報を見ていくうちに、「これは、娘のことかもしれない」と腑に落ちたのを覚えています。
その後、病院で診断を受けた結果、「軽度知的障害」と伝えられ、ようやく私の中で「やはりそうだったのか」とすんなり納得できた気がしました。
軽度知的障害って、どんなもの?
「軽度知的障害」は、知的な発達に遅れがあり、IQでいうとおおよそ50〜70程度の子どもたちが当てはまります。
「軽度」と言われると“そんなに困りごとはなさそう”と思われがちですが、実はとても「見えにくい障害」です。
たとえば、言葉の理解や表現がゆっくりだったり、数や時間の感覚がなかなか身につかなかったり。
さらに、相手の気持ちを想像することが苦手だったり、抽象的な説明が伝わりづらいこともあります。
「見た目は普通」「少し幼いだけ」と思われてしまうからこそ、まわりとのギャップが生まれやすく、本人も自信をなくしやすい面も。
でも、ていねいに、わかりやすく、本人のペースに合わせてサポートすれば、できることはたくさんあります。
ゆっくりだけど、確かに、子どもは前に進んでいる。
――それが、娘を育てる中で感じていることです。
小学校という、新しいステージへ
小学校に入学するとき、「普通級か支援級か」でまた悩みました。
みんなと同じ教室のほうがいいのかも…という気持ちもありましたし、「支援級って特別な場所なの?」という不安も正直ありました。
でも、小学校の支援級の説明会で先生が、「その子の理解の仕方に合わせて進めますよ」と言ってくださったとき、すごく安心したのを覚えています。
実際に入学してみると、支援級は娘にとって安心できる場所でした。
ルールや学習の進め方も、一つひとつていねいに教えてくれて、「わからないまま終わる」ことがなくなりました。
お友だちとのやりとりも、最初はぎこちなかったけれど、先生のサポートもあり、ある日「○○くんと遊んだんだ!」と笑顔で教えてくれて…思わず涙が出そうになりました。
休み時間は、フリールームで支援級のお友だちと遊ぶことが多く、トランポリンやゲームで毎日楽しそう。
親としては欲が出てきて「交流級の子とももっと遊んでほしいな」と思う気持ちもありました(笑)
でも、支援級は縦割りクラスで、いろんな学年の子と関わる機会があるので、娘なりに無理なく世界を広げているのだなと安心できました。
現在の娘と親の心境
勉強では今も「書くのが遅い」「すぐ忘れる」などの課題もあります。
でも、「できたね」を一緒に喜びながら、自分のペースで一歩ずつ前に進んでいけばいい。
マイペース過ぎて、正直たまにイラッともしますが(笑)
最近は失敗やミスも自分で解決する方法をとれるようになってきたなと感心しています。
こんなかんじで、「ちょっとゆっくりさん」な娘と一緒に、毎日を歩いています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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