みんなの防災、ちょっと気になる!発達障害のある子と一緒に乗り越える「もしも」

こんにちは。みっくす!編集部のりんごです。

災害は、いつ起きるかわかりません。

地震、台風、大雨…非常時に備えておくべきことはたくさんありますが、発達障害のある子どもがいる家庭にとっては、「みんなと同じ備え」では対応しきれない現実があります。

― いざという時、うちの子を守るためにできること ―

「うちの子にとって安心って、何だろう?」

「他の家庭はどうしているの?」

そんな疑問に寄り添いながら、今回は実際の声や地域情報、防災サービスなどを“みっくす”してお届けします。

体験談:避難所でパニックになった息子の話

小学3年生の男の子のママ、Aさんの体験談です。

「地震の時は落ち着いていたんですが、避難所に着いたら大パニック。人の話し声、照明のチラつき、体育館のざわざわ感…。息子には刺激が強すぎて、まったく落ち着けませんでした。」

ユウさんは、避難所をあきらめて車中泊を選びました。
そのときに助けになったのが、「安心できるアイテムセット」

「お気に入りの毛布、イヤーマフ、ぬいぐるみなどの“いつもの安心グッズ”をまとめておいて本当に良かったです。」

家庭でできる! 災害対応の備えリスト

発達障害のあるお子さんにとって大切なのは、「特性に合わせた備え」。

実際に多くの家庭で取り入れている例をもとに、こんな備え方をご紹介します。

✅ 音や光の刺激が苦手 → ノイズキャンセリングイヤホン・イヤーマフ・アイマスク
✅ 食事のこだわりがある → 食べ慣れた非常食(ゼリー飲料やお菓子など)を常備
✅ コミュニケーションが難しい → 絵カードや筆談用メモを用意
✅ 支援を受けたい → 子どもの特性と対応を書いた「支援カード」を作成
✅ 避難先を想定 → 自宅・親戚宅・車中泊など複数の選択肢を検討

近隣で防災を学ぶならここ!

千葉県西部防災センター(松戸市)

松戸市にある「千葉県西部防災センター」では、消火・風水害・応急救護などの体験学習ができます。
※現在地震体験は休止中です!

特に、発達障害のあるお子さんにとっては「災害を事前に知っておく」ことが安心につながるはず。
無料でさまざまな体験ができます!(事前予約が必要です)

【体験内容】
・初期消火訓練
・AEDや心肺蘇生の応急救護訓練
・119番通報体験
・風水害の体験
・煙避難体験

【開館時間】
9:00〜16:30
【休館日】
火曜(祝日の場合は翌平日)、年末年始
【連絡先】
TEL:047-331-5511
▶ 詳細:千葉県西部防災センター(松戸市HP)

家族の安否確認に「災害用伝言ダイヤル(171)」を活用しよう

災害時、電話が通じないときの連絡手段として、「災害用伝言ダイヤル(171)」を知っていますか?

電話をかけることができるようになった年齢であれば活用をオススメします。

【使い方】

  1. 電話で「171」をダイヤル
  2. ガイダンスに従い、以下の番号を選択
     1:伝言を録音する
     2:伝言を再生する
  3. 相手の電話番号(市外局番から)を入力
  4. メッセージを録音・再生(30秒以内)

ポイント
・録音できるのは「被災地の電話番号」宛て
・事前練習ができる「体験利用日」あり(毎月1日/15日、8/30~9/5の防災防災週間など)

▶ 詳細:NTT東日本 災害用伝言ダイヤル

編集部からひとこと

備えは「完璧」じゃなくていい。

まずはお子さんにとっての“安心アイテム”を1つバッグに入れることから始めてみませんか?

災害は、誰にとっても不安なもの。でも、家庭ごとの備えと、地域のつながりがあれば、きっと乗り越えられます。


「みっくす!」は、これからもみなさんの体験やアイデアを共有しながら、みんなで安心できる“備え”を考えていきます。

あなたの声も、ぜひ聞かせてくださいね!

シェアする

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です