「放デイを利用したいけれど、空きがない」
「学校が終わったあと、どこで過ごしたらいい?」
みっくす!にも、放課後の居場所について悩むご家庭の声が届いています。
放課後等デイサービスは、障害のある子どもたちの放課後の居場所や支援先のひとつ。
でも、希望する事業所に空きがなかったり、利用したい曜日に通えなかったりすると、「じゃあ、放課後をどうしよう?」と困ってしまいますよね。
そんなとき、放デイだけに選択肢を絞らず、ほかの制度やサービスにも目を向けてみると、その子や家庭に合った過ごし方が見つかることがあります。
今回は、放デイに空きがないときに考えたい、放課後の居場所や支援の選択肢を4つ紹介します。
※利用できるサービスや対象、利用条件などは、お子さんの状況や自治体、事業者によって異なります。実際の利用については、お住まいの自治体や各事業者へご確認ください。
①訪問看護
放デイに空きがないと、学校が終わったあとに自宅で過ごす時間が増えることもあります。
毎日家で過ごすとなると、保護者の負担が大きくなるだけでなく、子ども自身も気分転換がしにくかったり、ストレスがたまったりすることも。
そんなとき、自宅で専門職による支援を受ける方法として、訪問看護が利用できる場合があります。
訪問看護では、看護師などが自宅を訪問し、子どもの状態に合わせた支援を行います。
事業所やお子さんの状況によっては、心のケアや生活面のサポートのほか、学習のサポートや療育的な関わりなどを行っているところもあります。
「放課後にどこかへ通う」だけではなく、自宅に専門職に来てもらい、その子に必要な支援を受けるという考え方も、放課後の過ごし方の選択肢のひとつです。
ポイント:
訪問看護は、子どもの「預かり」を目的としたサービスではありません。利用には主治医の判断や訪問看護指示書が必要です。また、対象となる子どもや受けられる支援、利用回数・費用などはそれぞれ異なります。
「うちの子も利用できる?」「どんな支援を受けられる?」と思ったら、主治医や地域の訪問看護ステーションなどに相談してみましょう。
②日中一時支援(市町村事業)
「放デイに空きがない。でも、放課後に子どもを見てもらえる場所が必要」
そんなときに、自治体によっては「日中一時支援」を利用できる場合があります。
日中一時支援は、障害のある子どもや大人に日中の活動の場を提供し、見守りなどの支援を行うサービスです。
放課後や休日などに利用できる事業所もあり、子どもの居場所の確保だけでなく、家族の就労支援や一時的な休息につながることもあります。
放課後等デイサービスとは別の制度なので、
「放デイが見つからないけれど、ほかに利用できる場所はないかな?」
というときに、地域の日中一時支援について調べてみるのも選択肢のひとつです。
ポイント:
日中一時支援は、市区町村が地域の実情に応じて実施する「地域生活支援事業(サービス)」のひとつです。そのため、対象者や利用できる時間、利用方法、自己負担、利用できる事業所などは自治体によって異なります。
利用を検討するときは、お住まいの自治体の障害福祉担当窓口などに「子どもが利用できる日中一時支援はありますか?」と確認してみましょう。
・柏市|日中一時支援
・流山市|日中一時支援
・松戸市|日中一時支援
・我孫子市|日中一時支援
・野田市|日中一時支援
・鎌ケ谷市|日中一時支援
③民間学童・特化型習い事
放課後の過ごし方は、福祉サービスだけとは限りません。
民間学童のほか、スポーツ、運動、音楽、アート、プログラミングなど、子どもの「好き」や「得意」を活かせる習い事も選択肢のひとつです。
「放デイが見つからないから、代わりの福祉サービスを探さなきゃ」と考えるだけでなく、
「この子は放課後に何をして過ごしたいかな?」
「好きなことを楽しめる場所はないかな?」
という視点から探してみると、選択肢が広がることもあります。
少人数で活動する教室や、子どもの特性に合わせて個別に対応している教室など、運営方法もさまざまです。
放課後を「支援を受ける時間」だけではなく、好きなことに取り組んだり、得意なことを伸ばしたりする時間として考えてみるのもひとつです。
ポイント:
民間学童や習い事は、放課後等デイサービスとは目的や支援体制が異なります。必要な配慮への対応や受け入れ体制も施設・教室によって異なるため、利用前にお子さんの特性や必要なサポートについて相談してみましょう。また、利用料金や送迎の有無なども確認しておくと安心です。
④ベビーシッター(キッズシッター)を活用する
「放課後、自宅で子どもを見てもらえる人がいたら助かる」
「集団で過ごすより、一対一のほうが落ち着いて過ごせそう」
そんなときは、ベビーシッター(キッズシッター)を利用する方法もあります。
自宅で一緒に過ごしてもらうほか、サービスによっては、遊びや宿題のサポート、習い事などへの送迎をお願いできる場合もあります。
集団で過ごすことに疲れやすい子や、自宅など慣れた環境のほうが安心して過ごせる子にとって、一対一で自分のペースで過ごせる時間をつくることも、放課後の過ごし方のひとつです。
保護者にとっても、仕事や家事をする時間を確保したり、少し休んだりすることにつながります。
ポイント:
対応できる年齢やサポート内容、発達特性・障害のある子どもの受け入れ、送迎への対応、利用料金などは、事業者やシッターによって異なります。
利用前に、お子さんの特性や必要な配慮について伝え、どこまで対応してもらえるか確認しておきましょう。
みっくす!編集部から
「放デイに空きがない」と聞くと、「じゃあ、放課後の過ごし方はどうしたらいいんだろう」と不安になることもあると思います。
でも、放課後の過ごし方は、放デイだけではありません。
自宅で専門的な支援を受ける。
日中一時支援など、地域の福祉サービスを利用する。
好きなことや得意なことを楽しめる場所を探す。
一対一で安心して過ごせる環境をつくる。
大切なのは、「放デイの代わりを探す」ことだけではなく、その子にとって、どんな放課後の過ごし方が合っているのかを考えてみることなのかもしれません。
もちろん、一つのサービスだけですべてをカバーできるとは限りません。
いくつかの制度やサービスを組み合わせながら、その子と家庭に合った放課後の過ごし方を探してみてください。
「どんなサービスが使えるのか分からない」「どこに相談したらいい?」というときは、お住まいの自治体の障害福祉担当窓口や相談支援事業所などに相談してみるのもひとつです。
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